加奈子メモリアル〜愛の一雫
大湾加奈子・大湾由美子 著 A5判 158頁 本体1429円+税 苦悩を乗り越え感動の子育て成長記。 『加奈子メモリアル〜愛の一雫』は、十九歳というあまりにも短い一生を前向きに生き抜いた大湾加奈子さんの想いを、母である由美子さんが一冊の本にまとめたものです。ここで大切なことは、闘病記ではないこと、加奈子さん自身がどんな女性で、どんなことを考えていたのか、そしてどんな人生を歩んで行こうと夢見ていたのか、ということが様々な形で綴られています。 具体的には、母由美子さんの目から見た加奈子さんの成長、もちろん加奈子さん自身の様々な文章もそのまま紹介されています。それは、とても純粋で、前向きで、そしてとても大切なことを教えてくれる一冊です。 母は想う。「加奈ちゃん」あなたはやっぱりかぐや姫だったのかしら。 加奈子さんは、小学六年生で日舞の正派若柳流の名取に合格、同流派最年少記録を作った。 「日舞は自分が楽しみながら表現でき、それをみんなが喜んでくれるからとても楽しい。」と地域の催し物や舞踊大会などに積極的に取り組んだ。 日舞との出会いが加奈子さんの人生を豊かにし、最後まで心の支えになっていた。将来は、日舞の先生と東京の国立劇場の舞台にたち、「連獅子」を踊ることを夢見ていた。しかし、あなたは子育ての楽しさと難しさを味わわせ、自分のつとめが終えたかのように去って終いました。 目次 第一章 子育て、その喜びをありがとう 第二章 加奈子を創ってくれた絵本、支えてくれた読書 第三章 文筆家?加奈子 −書き残した文章たち− 第四章 響き合う心 −一雫の愛が輪を描いて− 終章 心の中にいる加奈ちゃんへ 編集者から一言 母であり著者の大湾由美子さんは、いつかは娘加奈子さんの足跡を残しておきたいとの想いから当初、自費出版という形で知人や友人、関係者にのみ配布する目的で出版しました。しかし、本の話題性が新聞やラジオ、テレビなどで取り上げられ、様々なメディアから本の購入の申し出により、一般発売に至った経緯があります。さらには、沖縄出身の歌手「キロロ」さんがこの本を読み、感動し、自分たちの歌で想いや感動を表現してくれています。アルバム「帰る場所」の中に『かーこ』という曲名で収録されています。 著者プロフィール 大湾 加奈子(おおわん かなこ) 昭和57年1月7日生まれ(沖縄県読谷村に生まれる) 4歳の時、日本舞踊若柳賀寿乃師匠門下生となる。 11歳で正派若柳流名取「若柳加寿奈」襲名。 古堅中学校陸上部短距離で活躍。 嘉手納高校1年入学と同時に発病するが克服。 高校2年生で日本青年会議所・沖縄ブロック協議会、海外ボランティア活動「沖縄グローバル・トレーニングスクール」にて、フィリピンへの学校づくりに参加。紀行文『私は忘れない』が沖縄タイムス紙に掲載される。 沖縄国際大学総合文化学部日本文化学科に合格。 大学入学直前に再発。 平成13年7月23日 永眠。 大湾 由美子(おおわん ゆみこ) 台湾に生まれる。 京都華頂短期大学社会福祉科卒業。 昭和40年、古堅幼稚園に赴任。 昭和57年、長女加奈子 出生。 読谷村立幼稚園教諭として村内公立幼稚園3園を経て、現在、沖縄キリスト教短期大学保育科非常勤講師、沖縄女子短期大学児童教育科非常勤講師、読谷村教育委員会教育委員。
12月16日 続きはブログで ショップブログはこちら
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