がんばれハーリー
『がんばれハーリー』 文・久野真智子 石川キヨ子 絵・安室二三雄 四面を海に囲まれ、東南アジアや中国大陸などの位置関係から「東洋の要石」とよばれた沖縄は、文化や風土においても、独特なものを形成し、また残してきました。それらが入ったり、出ていったりするのも、海を介しています。 沖縄において代表的な海の行事として「ハーリー」があります。地域の風土や文化を残し継承していくためにも、子どもたちにより身近に親しんでもらえるような、ふるさとの絵本として出版しました。また、「ハーリーについて」の説明資料や「おもな年中行事」等の巻末資料が掲載されています。 あとがき 現代は「地方の時代」といわれ、自分たちの地域の風土や文化にふれることの重要性が改めて認識されています。「ふるさと絵本シリーズ」は、幼児が郷土の伝統的な行事・動植物・くらし・民話等に親しめる絵本づくりを目標に計画されました。 ところが、いざ着手してみると、そのむつかしさにまごまごするばかりです。当然、たいへんなしごとになるであろうということは予期していたわけですか、予想以上の困難さに編集委員一同とまどいを感じながらも反面、絵本づくりの喜びもあり、取材・読書・会議等を重ね努力いたしました。 「ふるさと絵本シリーズ」第一号は、ハーリーを取り上げることにしました。四面海に囲まれている沖縄県は、いろいろな面で古くから海とかかわってきました。その海を舞台にした伝統的な行事であるハーリーは、第一号を飾るにふさわしい素材といえましょう。この絵本シリーズが沖縄の子どもたちに愛読され、幼児教育の一端を担うことができれば幸いです。 判型 B5変型判/定価 本体819円+税
12月16日 続きはブログで ショップブログはこちら
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