おにムーチー
旧暦の12月8日には、沖縄の年中行事のひとつである「ムーチー」が行われます。沖縄本島を中心にしたこの行事は、月桃やクバの葉に包んだ餅をつくって仏壇に供え健康を祈願するもの。また、子どものいる家では、それぞれの子どもの歳の数だけの餅を天井からすだれのようにつるして厄除けのまじないとします。 このように「ムーチー」は、たいへん親しまれている行事であるため、県内の保育園や幼稚園でも旧暦12月8日には、餅づくりが行われるようになってきました。また、「鬼となった兄を、餅を利用して妹が退治する話」と「ムーチー」の行事が結びつくことで、「おにムーチー」の民話も子どもたちに語り聞かされてきました。 しかし、「おにムーチー」の原話が元来大人向けのものであるため、子ども達に語り聞かせる際にはアレンジが必要となり、語り手もかなり苦労してきました。そこで、本書では原話を幼児向けにつくりかえ絵本にすることで、より気軽に保育園や幼稚園でも扱えるようにしました。「おにムーチー」は1982年に発刊されて以来、沖縄の民話絵本としてはもっともポピュラーなものとなっています。 文:鎌田佐多子 絵:大湾宗弘 B5判変型 24ページ オールカラー 定価:900円+税 (13:31あたりから)中村一枝さんによる朗読会がありました<秋の夜長に耳ぐすい)
12月16日 続きはブログで ショップブログはこちら
自費出版はこちら
各種SNSはこちら